
ゴジラ(ごじら)
まずは、5月3日(金)〜6日(月)まで行われた、すわん江戸村21周年記念公演『博多の人形』にご来場頂いた方々、誠にありがとうございました。
皆様に日頃より支えられて、21年を迎えることができました。本当にありがとうございます。22年目もより楽しんで頂けるように精進して参りますので、応援のほどよろしくお願い致します。
さて、話は変わって。
先日、『ゴジラ×コング 新たなる帝国』を観に行ってきた。
・・・
いや、失礼。
表現を間違えました。
役者として、言葉を扱う身として、ちゃんと正しい表現をしなければなりませんね。
失礼致しました。
先日、『ゴジラ×コング 新たなる帝国』を観に、映画館へ連れて行かれた。
こちらが正しい表現。
先に断っておきますが、僕は“ゴジラ”のファンではありません。
もう一つ断っておくなら、ファンではないというだけで、“ゴジラ”が嫌いというわけでもない。
(これを先に書いておかないと、界隈からどえらいことを言われそうなので・・・。)
たまたま、僕の近くに生粋の“ゴジラファン”がいて、彼が映画を観に行くというので、半ば強引に連れて行かれた。
彼が誰かということは、個人情報保護の観点から控えますが・・・。
そう、「連れて行かれた」のです。
もはや、これは“誘拐”です。
立派な犯罪行為です。
『刑法225条、営利目的等略取及び誘拐罪』に当たり、1年以上10年以下の懲役の刑事罰に当たる恐れがあります。
(あれ、もしかしてこいつ最近『アンチヒーロー』見て、気触れてるな)
重ねていうが、僕は“ゴジラ”のファンではない。
無理やり、映画に連れて行かれるのです。
しかも、彼はこれが初犯ではない。
彼は同様の手口で複数回事件を繰り返している。
彼の最初の犯行は2016年・夏。
「美味しいカレーを食べに行こう」という被疑者・Sの誘い文句に、被害者・市川福之介氏はまんまと乗せられて、『シン・ゴジラ』を鑑賞。
S「国内では『ゴジラ FINAL WARS』以来約12年ぶりの日本製作のゴジラ映画なんやで」
福「へえ」
S「監督はエヴァンゲリオンシリーズでお馴染みの庵野秀明監督なんやで」
福「へえ」
S「モーションキャプチャーは野村萬斎さんが務めてるんやで」
福「マジ、ややこしやの人!?」
(なんという野村萬斎さんへのイメージ)
そんなこんなで鑑賞。
2回目の犯行は、1回目の犯行から3年後の、2019年・夏。
「美味しいカレーをを食べに行こう」という被疑者 Sの誘い文句に、被害者 福之介氏はまんまと乗せられて、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(Godzilla: King of Monsters)』を鑑賞。
S「今回はゴジラだけじゃなくて、怪獣がいっぱい出てくるんやで」
福「へえ」
S「監督はあのマイケル・ドハティなんやで」
福「へえ」
S「渡辺謙も出てるんやで」
福「マジ、ハズキルーペの人!?」
(なんという渡辺謙さんへのイメージ)
そんなこんなで鑑賞。
3回目の犯行は、2回目からさらに2年後の、2021年・夏。
「美味しいカレーを食べに行こう」という被疑者 Sの誘い文句に、被害者 福はまんまと乗せられて、『ゴジラvsコング(Godzilla vs. Kong)』を鑑賞。
(被害者も同じ誘い文句なんだから気づけよな)
S「今回はゴジラとコングと闘うんやで」
福「へえ」
S「小栗旬も出るんやで」
福「花沢類!?」
(なんという小栗旬さんへのイメージ)
そんなこんなで鑑賞。
そして続く4回目の犯行は、さらに2年後の、2023年・秋。
被疑者 Sは特に誘い文句もなく、被害者 Fは『ゴジラ-1.0』を鑑賞。
(最早、誘ってすらない)
そんなこんなで鑑賞。
(豆知識すらなくなっている、何と雑な)
そして今回の犯行である。
計5回鑑賞。
次回も観に行く予定である。
・・・
・・・・
・・・・・
あれ、最早ファンじゃね?
では、また。